当法人は猿まわし業界で初めて結成された全国組織です。 日本人なら誰もが知っている猿まわし芸能ですが、その歴史は古く鎌倉時代に編纂された「吾妻鏡」にその記述がある事から、1000年近い歴史を持つ伝統・大衆芸能であることは間違いないとされています。猿まわしは元々、馬の無病息災を祈祷する舞が発祥で、武家社会には無くてはならないものでした。江戸時代には徳川幕府に庇護され瞬く間に庶民にも広がり栄華を極めます。しかし武家社会の消滅と共に明治中頃には衰退し、昭和中頃にはその姿をほぼ消すことになりました。しかし戦後、古来より続いていた様々な大衆芸能が見直され、猿まわしが復活しました。以来、老若男女、幅広い世代に親しまれ、その人気は不動のものとなっています。現在では全国10箇所以上に「常設の猿まわし劇場」が運営され、伝統・大衆芸能分野の発展に寄与しています。 しかし近年、動物福祉の意識の高まりと共に、この環境に対応するため国内有志の事業者が呼応し、2024年猿まわし芸能で初めての全国組織である「一般社団法人日本猿まわし協会」が発足しました。
日本には人と動物たちが作り上げてきた多様な文化や歴史があります。それらの多くは「文化財」と認定されて活動してきました。 しかし、伝統や長年の歴史を全ての免罪符にするのでは無く、様々な意見の人たちの声に耳を傾け、時代を超えて
人々に受け入れられ、そしてひき継がれていく芸能を模索し構築していく事が「一般社団法人日本猿まわし協会」の社会的使命と考えています。
伝統芸能「猿まわし」は時代と共に変化してきており、特に昨今の世界的な動物福祉の高まりにより、動物ショーに対する疑問の声も多いです。
この環境に対応するため、国内有志の事業者が手を取り合い発足した、猿まわし芸能初の全国組織です。
それぞれの団体が培ってきた、トレーニングの技術や方法を、事業者の枠を超えて共有することで、新しい時代に合った人材を育成します。また、動物にも負担のかからないトレーニングの開発、監視等の役割も果たします。
当組織の目的は「時代に合った猿まわし芸能の構築を目指し、その技能の向上と知識を共有し、次世代を担う動物福祉を最優先に考えた人材の育成と発掘をおこなう事」としています。
当組織は猿まわし業界5社の代表がそれぞれ理事を務める、猿まわし業界で初めて結成された全国組織です。
猿まわし芸能は老若男女、幅広い世代に親しまれ、その人気と安定した集客力から国内には多くの専業者が誕生。芸能分野の経済的発展に寄与しています。
反省のポーズで一世を風靡した太郎・次郎のコンビから、YouTubeチャンネル登録300万人を超えるプーキーズまで、猿まわし業界のトップアーチスト達が参加している団体です。
今こそ日本各地の芸能団体とも連携し、動物との共存を最優先に考えた芸能作りが必須と考えます。
伝統や長年の歴史を全ての免罪符にするのでは無く、様々な意見の人たちの声に耳を傾け、時代を超えて人々に受け入れられ、そしてひき継がれていく芸能を模索し、構築していく事が「一般社団法人日本猿まわし協会」の社会的な使命と考えています。
当組織からのお知らせです。
2024/10/23 | ホームページを更新しました。 |
---|
2024/10/22 | 「組織のコンセプト」ページを更新しました。 |
---|
2024/10/21 | 「活動案内」ページを作成しました。 |
---|
〒107-0052
東京都港区赤坂5-4-13 ホワイト赤坂ビル3F
地下鉄千代田線 赤坂駅より徒歩1分
駐車場:なし
10:00~17:00
土曜・日曜・祝日